令和元年7月8日から新登別大橋からの飛び降り自殺が、令和2年7月9日現在までゼロで推移しています。
昭和61年10月の供用開始以来 令和元年7月7日までに通算99名の方がここで命を絶ちました。飛び降り自殺がゼロであった年は平成3年と平成6年の2度だけです。(昭和61、62は記録なし)ここに至るまでなぜ何の対策を取らなかったのかとやるせなさが募るばかりでしたが、とりあえずまる一年間、自殺者ゼロを達成したのは喜ばしい限りです。
私が平成31年3月の議会一般質問でこの橋の異常な自殺者数(平成30年度は11名死亡)について問題の提起をして以来、(お知らせ2019/12/10、Stop the one hundred1~3に詳細を記述)登別市はやっと重い腰を上げ対策に乗り出しました。北海道も当地はハイリスク地であると公に認め、令和元年に「新登別大橋の自殺防止対策強化に要する経費」として約200万円の補正予算(道支出金)が計上され、橋梁可視部に青色LED照明の設置と、不定期ながら巡回業務警備がされるようになりました。
令和2年度はさらに予算が約700万円に増額され、従来の巡回警備業務と併せ、9月には監視カメラを設置する予定となっています。
私自身は平成29年1月より1日1回の早朝パトロールを実施しており令和2年1月で通算1,000回を超えました。毎朝この橋を渡りながら心で念じることがあります。
「この橋から不幸な事故が起きませんよう」