近年、台風が大型、強勢化し、気象庁の発表で「かつてない程の強い勢力を持った台風○○号」と言った台詞を聞くのは珍しいことではなくなりました。
甚大な風水害をもたらす台風の発生メカニズムはネットで調べるとすぐに解る便利な時代となりました。台風大型化の基となる海水温の上昇(26℃以上)は、地球温暖化の結果によるものですが、原因は二酸化炭素の排出であることは誰もが知ることです。
かつて、このままCO2をたれ流せば今に大変なことになるとEU各国及び我が国は排出量を抑制すべく京都議定書やパリ協定等を取り交わし削減に努めましたが、最も排出量の多い2国が参加しなければ何ら意味はありませんでした。
もはや地球の持つ許容量はボーダーを超えた感があり、夏季における地表面の灼熱化、北極海の海氷全融失、風速70mの台風の出現も遠い未来ではなく、今後人類は粛々とカタストロフィーの道を辿るのみでしょう。生きている間は破滅的災害が来ないことを祈るばかりです。
カタストロフィー