温子と航司は家も隣同士で幼なじみです。両家はお互いに慎ましく暮らしておりました。
二人は気心も知れており、年頃となりやがて結婚しようということになりました。結納を交わし、結婚式の日取りも決まりました。
これを機に新居を建てようと土地を買いましたが、結婚式の費用や建築費、生活費が想定よりも想像以上に掛かることがわかりました、双方の実家も裕福ではありません、実家は二人の事は当人同士で決めろといいます。経済的に余裕のない二人です。
温子は航司に申し出書を出をしました。その内容は
・結婚資金が貯まるまで結婚は5年待って欲しい
・給料が上がって生活水準が上がったらお話を進める
・5年後に結婚することは今の段階では何とも言えない
・その間にお互いに状況が変わったらその意思を尊重する
航司「僕は予定どおり話を進めたいけれど5年後の結婚は約束してくれるの?」
温子「それは今の段階ではわからないわ」
航司「給料は上がりそうなの?」
温子「今の会社の様子だと何とも言えないの」
航司「僕の意思は変わらないけれど、温子の気持ちが変わるということ?」
温子「もしも心変わりしたら、その意思を尊重してほしいの」
航司「僕はそのような申し出は受け入れられない」
温子「そう言わないで、話し合いを続けましょう」
結婚前に一度こじれたものは、心のわだかまりは消えません。一緒になっても修復するのは難しいと思います、皆さんはどう思いますか?
