残念ながら議員にはそれらを作ったり整備したりする権限はありません。それらは全て市長の権限となり、一般的には「執行権」と呼ばれております。つまり市長には絶大な権限が付与されているのです。
では議員の仕事は一体何なのでしょうか、市民の意見を聴くことはもちろんですが、公の場で市の仕事内容について質問すること(一般質問)はよく知られていますが、市長等の作った登別市の約束事(条例)の内容は正しいか(条例の制定、改廃)、市の1年間に必要な一般的なお金は約240億円ほどですが、このお金の使い道はこれでよいか(予算を定める)、お金は正しく使われたか(決算の認定)、市の財産を売ったり買ったりすることを認めたりすることなど、全部で15項目あり、これを「議決権」といい議員の権利でもあり、また義務でもあります。
これらの質問や質疑は傍聴もできますし、中継も行っておりますが、内容は専門的で聴いていて面白いものではありません。
議会や議員活動の多くは市民の目に留まることは少なく、作業はとても地味なもので、「普段何をしているのかわからない」という声も聞かれますが、登別市の進む方向性や将来を決めるという意味でとても重要な仕事を担っているのです。
公約でよく見るが、議員には建物や公園を作ったり道路や橋を作る権限はあるの?