学生時(いにしえの昔)に読んだことのある国際連合(以下「国連」という)の条文を最近改めて読み直しました。
最近よく耳にする“THE SECURITY COUNCIL” 安全保障理事会(安保理)については今まで漠然とした理解でしたがある程度理解が進みました。そこでさらに、これもよく耳にする「拒否権」についての記述を探しましたが、明確な条項は見つけることができません。
調べると「安保理の最終的な意思決定については5常任理事国すべての賛成を必要とし、1国でも反対すれば決議は不成立となり、これを拒否権という」とのことでした。
5常任理事国とはアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国のいわゆる第二次大戦の戦勝国です。国連の条文は全部で111条から構成されていますが、安保理について数えてみると54の条文にそのワードがあり、なんと出現率は48.6%です。
国連総会よりも多く出てくるこの言葉に、安保理の議決なくして国連の議決は成立しないという結論に達しました。
安全保障理事会