「日々の訓練、大変お疲れ様です。私は登別市議会議員 若木康夫です。
この国を守るという国家存続の根幹に関わる任務に従事されている自衛隊隊員の皆さまに心から敬意を表します。
災害にあっては、真っ先に被災地に駆け付け、復旧にあたり地域住民に安心と希望を与え、国の有事にあっては国民の生命、財産を守るという、重要にして崇高な任務に就かれている皆さまに尊敬の念を表する次第であります。
この国の教育現場には未だ古いイデオロギーの残像が残っており、国の守り、国防の重要性を教育しておりません。
小学3年4年生で使う登別市の「社会科副読本」の内容は恣意的と思われるほどに、自衛隊についての記載は一切出てきません。小3、4年生のお子さんがいる隊員はぜひ確認してください。
議会において、その理由を含めこの点を厳しく追及したことがあります。
警察署の記載説明があり、消防署の記載があり、登別市とは直接関連性の薄い海上保安庁の記載が2ページにもわたっているのにもかかわらず、自衛隊幌別駐屯地、第13施設群の説明は全くありません。それに対する明確な答えはありませんでした。
教育において各省庁の説明はすべてにおいてフェアでなくてはなりません。小学校の教育現場は、役所の仕事内容を等しく教える義務があり、児童生徒には等しく教育を受ける権利があります。憲法でもこれは明記されております。
人それぞれ、いろいろな考え方があって良いと思いますが、それは全ての分野が等しく教えられていることが前提となります。その上で将来何の道を選ぶかは児童生徒本人であり、そのような意味において教育の内容は公平でなくてはなりません。
昭和28年の幌別中学校のグランド造成工事を皮切りに、昭和29年登別中学校グランド造成、その後富岸小学校、幌別東小学校、青葉小学校、緑陽中学校の学校敷地の造成工事など、第13施設隊によって市内51か所を含む144件の部外工事が行われ、地域住民に大きな希望を与え、それらの多くは現在も使用されていることを、後世にしっかり伝えることが必要であると考えています。
市内小学校においては、自分たちが今使っているグランドは昭和の年代に自衛隊幌別駐屯地の隊員が作ったものであること、教育委員会の入っている市民会館は防衛省予算で建設されていること、正しい史実を登別市の歴史教育の一環としてしっかりと教えるべきです。
昭和28年の創設以来、登別市の災害対応、北海道そして全国のみならず、海外に派遣され、日本人の代表として平和維持活動に従事されている部隊がこの登別市にあることに、私は大きな喜びと誇りを感じております。」
と機会があれば、街頭演説しようと考えています。