春夏秋は日課として、ここ数年できるだけ沿道のゴミを拾うように心がけています。地元議員のパフォーマンス(当地では「いい振りコキ」と呼ばれています)と思われないように人目に付きにくい早朝に行っています。当初はゴミ袋を自分で買っていましたが、この活動に関しては登別市は協力的で現在はボランティア袋をくれるようになりました。
登別小学校から札内に向かう市道は、その先に産業廃棄物の最終処理場があり、そのせいであるのか沿道のゴミの量が他に比べても多いのですが、昨年の夏頃より家庭ごみが常習的に捨てられるようになりました。透明のビニール袋には家庭から排出される紙くず、生ごみ等が圧縮して詰まっており、これを1日でも放置すると鳥獣が内容物を食い荒らし、付近は不衛生極まりない状態となります。この道路は子どもを保育園に送り届ける母親たちが多く通行する道で、その状態は当然子ども達も目にします、汚い状態を放置することはできません。散乱した内容物を火ばさみで拾い集める日を重ねるうち、内容物から判断して同一人物の仕業であると伺い知ることができました。通便物など住所氏名が特定できるものは約2~3ミリの幅で丁寧に切り刻み、識別できないようにしていることも大きな特徴でした。
ある時、ゴミの中に無造作に丸められた書類が混入しており、これを広げると氏名の部分が切り取られた登別市の催告書(固定資産税と国民健康保険)が入っていました、当然誰かはわかりません。しかしどちらの書類にも通知書番号が付されておりますので、この証拠品を持って市役所に行き、事情を説明しこの通知番号から個人を特定できるかどうかを聞きました。迷惑行為を止めさせたいので、無駄を承知で住所と氏名を教えてほしいと依頼しました。翌日回答があり、通知番号で個人は特定できるが、個人情報保護の観点から、住所氏名を教えることはできないと予想通りのお役所回答でらちが明かず、この問題、個人の特定は自らで解決するしかないとの判断に至りました(この程度では警察は動きません)。
季節はすでに冬になりました。
どのような方法で特定するか思案した結果、ゴミの中の切り刻まれた無数の紙片をつなぎ合わせる方法が手間と時間は掛かるが確実に個人特定につながると考えました。
長くなりましたのでこの続きは次回にいたします。