無念

 令和元年7月7日より新登別大橋からの飛び降り自殺は発生せず1年以上発生件数ゼロで推移していましたが、ついに令和2年10月4日未明、飛び降り自殺が発生し、死亡者数はついに100名を超えました。

 自身のホームページの中でこの橋の飛び降り自殺に関しては過去に何度か記述をしております。この橋の異常なまでの自殺件数と、知っていながら何ら対策を打たない行政に対し平成30年12月の議会第4回定例会でこの橋の自殺について取り上げ一般質問を行いました。

議員の中からは私に対し、この質問は取りやめた方がよい、公にすることは観光に影響が出る、一般に知れわたれば一層この橋からの自殺者が増える等の反対意見がありました。しかし、誰かがここで一石を投じなければ、今までどおり何ら対策もなされずに自殺者だけが増えていく。私の一般質問によってマイナスの影響が出れば議員を辞職する考えでした。

幸いにもその後、登別市も飛び降り自殺対策に乗り出し、自殺者数は令和30年の10名から激減し令和2年は0名と推移し、このまま2年連続0名を目標しようと思っていた矢先の出来事でした。自殺発生0期間は1年2ヶ月と26日で終わりを告げました。

平成29年1月1日からできる限り毎朝この橋のパトロールを実施し、通算日数1200日を超えましたが、そんなものは単なる自己満足に過ぎず、自殺発生を防げなかった己の無力さに口では言うことができない心境となり 、「蟷螂(とうろう)の斧」という諺が脳裏をよこぎりました。端的にいえば無駄な抵抗という意味です。

数日経った現在もいまだに表題の心境です。