自分のメールアドレスに詐欺めいた着信が入ってきます。重要なお知らせの名の下に契約していないカード会社名であったり、アマゾンを名乗るものであったりと様々ですが、今さらこのような旧来の擬似餌詐欺に引っかかる人はいるのだろうかと思いながら迷惑メールに放り込みますが、先日この様な体験をしました。
スマホ着信履歴にメッセージが入っておりました。再生すると音声案内であなた宛のお荷物のお届先について確認したい事項がありますので9を押してくださいとの事で、宅配系の問い合わせだと思いかけ直すと初めは繋がらず、2度目に三十代と思われる男性の声に繋がりました。要件を伝えると、名前住所と電話番号を聞かれ、内容を確認しますのでお待ちくださいと言われました。数十秒後にその男性から、最近あなたはレターパックで東京都の〇〇某宛に発送したかと訊かれました。当然身に覚えはなく、ないと答えると、中を探知機で調べるとTシャツにスマホが包まれているらしいとの事で、それまでは宅急便か郵便局系と思っており、この段階では完全に私は騙されていたようです。
しかし相手の次の言葉で我に返りました。「広島県警の中央署が管轄となっています。そちらに繋ぎますがよろしいでしょうか」
なぜここでいきなり広島県警が出てくるのか、そもそも荷物の届先の問い合わせであったものがレターパック、シャツにくるまれたスマホ、東京都の某など全て脈略のない内容に私は一気に覚醒し、この得体の知れない相手に「こちらで警察に相談して調べさせていただきますので、御社のお名前とご用件、ご担当者の名前を教えていただけますか。」というと通話はいきなり途切れました。
後味のよくない心持が残りましたがこれも一つの経験、学びであると思い直し通話履歴を確認すると+1で始まる番号で、北米地域の国際電話ということが判り、すぐに警視庁防犯アプリをインストールしブロック対策を施しました。私の名前住所、電話番号は伝えてしまいましたが、それらはすでにウェブサイト等で公開されているものです。
普段気を付けてはいるものの、この手口もいささか古典的な手法だとは思いますが前半は騙されており、昨今の油断のならぬご時世の一端を垣間見るような出来事でした。 皆さまもお気を付け遊ばせ。
古典的鷺電
