挨拶回り

 後援会名簿にご記入をいただいた方々を対象に、年に一度自らの市政報告を持参し挨拶に回ることを行っています。いわゆる戸別訪問ですが、4年に一度の選挙前にこれを行うことについては微妙な問題を含んでいます。
 公職選挙法では 法第138条で、「何人も選挙に関し、投票を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもって戸別訪問をすることができない」と定められており、選挙期間中の戸別訪問を禁止しており、告示前の選挙運動も事前運動として禁止されています。
 ただし、政治活動としての戸別訪問は認められており、後援会への勧誘も問題ありません。時折、有権者から「応援しているのに挨拶にも来なかった」との声が聞かれるのは候補者が事前運動として取られるのを警戒していることが考えられます。
 選挙前に「政治活動」として挨拶回りをすると、当然選挙の事を聞かれます。聞かれたことには答えなくてはなりませんが、政治活動も事前運動もいわば一枚のカードの裏表ですので、これを使い分けるには多くの場数を踏む必要があると思います。