平成28年第1回定例会、一般質問(案)

 

表題の質問(案)がほぼ出来ました。JCHO移転については、移転場所を含め独自の政策提言を用意しました、防災対策については取材を重ねる内、今回だけでは質問しきれない内容となり、今回は画像等で現状を示し、現在の登別市の認識を聞こうと思っております。3月2日、13時予定です。 登別市議会HP、議会中継をご覧いただければ幸いです。

表題の質問(案)を以下に記載します。

市政クラブ21の若木康夫です 

平成28年、第1回登別市議会定例会にあたり、先の通告に従いまして、大綱2件 1、JCHO登別病院の移転存続について 2、防災対策についてお伺いいたします。

 昨年より、協議の行われているJCHO登別病院の存続問題ですが、先般、市長が市政執行方針で述べられたとおり、同病院は市民、並びに近隣自治体から必要な病院であり、地域の医療を提供する上で欠くことのできない医療機関です。

昨年、機構側より、温泉街からの撤退表明を受け、市民、市内関係団体、登別市が一体となって「JCHO登別病院存続対策協議会」が設けられ、市長自らが協議会の会長となり、また市議会内においても4会派が、存続に対して統一した見解を示し、まさに登別市民の総意として要望書を提出し、JCHO理事長との協議の結果、市内でも移転存続に関する合意がなされたことについて、喜ばしい限りであり、市民として、この場を借り感謝を申し上げる次第であります。

 これからは、移転候補地の選定、医療機能等を含め、具体的な交渉に入っていくことと思われますが、

質問の1番目として、要望書で提出した6つの項目、

1、総合内科と整形外科の設置

2、地域医療機関の後方支援病院としての設置

3、軽度急性期に対する救急医療の設置

4、回復期リハビリ病棟の設置

5、地域包括ケア病棟の設置

6、地域包括支援センター(ゆのか)や訪問看護ステーション等、介護保険サービス事業の継続

以上どれもが地域にとって重要な項目でありますが、今後、規模縮小の可能性のある中、JCHOから事業継続上、項目の収取選択を求められた際の、登別市の受け止め方についてお聞きします。

 ②JCHO登別病院存続対策協議会の話合いの内容についてであります。本協議会は去る1月7日、登別市と市内8団体により発足いたしましたが、その協議内容は新聞、出席者からしか内容を聞くことができません、この協議会の発足前、せめて傍聴だけでもさせてほしいと希望しましたが、非公開と言うことで希望はかないませんでした。

 しかし市民、病院関係者からは、私に対しどのようなことが話し合われているのか質問を受けます、しかし報道されていること以上は答えることができません。ついては時系列でよいので、協議した概要を教えてください。

また、市内での存続が決まり、今後の協議内容はより専門的になっていくことが予想されますが、これからの対策協議会のメンバー構成を含め、どのような方向性にもっていこうと考えているのか見解をお示しください。

③JCHOに提出した要望書の最初に「総合内科と整形外科の設置」との項目あります、整形外科に関しては九州大学との連携により、常勤医師として整形外科医師のシームレスな派遣がありますが、内科医師に関しては慢性的不足状態です。市民、近隣住民が真に切望している常勤内科医師の確保について、JCHOにどのようにアプローチしていくのか考えがあればお聞かせください。

④移転候補地と優先順位等選定基準について

  新聞等で報道されている候補地について、何を、誰を対象に優先順位を考えているのか市の見解をお聞かせください。また病院側では移転地として約1万平米、約3,000坪は必要ではないかとのことですが、該当する土地は確保できるのか、病院側に適する場所はかなり限定されると考えますが、用地の確保は確実にできるのかお答えください。

⑤移転後の病院運営と地域包括ケアとの連動性について

 現在国が進める地域包括ケアシステムは、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定されており、自助・共助等、地域住民の積極的なかかわりが不可欠であると考えます、その点では登別地区は高齢化率は高いものの、各町内会の活動が活発で、今後の登別市の、地域包括ケアシステム 先進事例地区となりうるポテンシャルを内包していると考えます、これに対して市の考えをお聞かせ願います。

次に大綱2番目、市の防災対策について

項目1、1月19日の越波についてお伺いします。

ご存じのとおり1月19日、午前中、前線を伴った低気圧が、急速に発達しながら三陸沖を北東に進み、低気圧の影響による高波が太平洋沿岸に押し寄せ、当市においても被害が発生しましたことは記憶に新しいところです。そこで

①当市の被害状況、自主的に避難された住民の数について教えてください。

②過去の越波等高波の被害について

 登別市の近年において、このような被害、記録はあるか、記録があればお答えねがいます。

③地域住民の安全確保、避難体制について

現在、「津波てんでんこ」と言われるとおり、大災害にかんしては自主判断で避難するしかなく、予測が困難である津波に対し、高波は季節と気象状況により数年に1度来る可能性があり、今後、予測もある程度可能であると考えます、その際は近所の繋がり、地域の声かけ等が重要であると思われますが、住民同士による避難体制は確立されているか、登別市はどこまで把握されているか聞きします。

④近年の高波等越波の原因を市はどう捉えているか

 近年、前例のない自然災害が地球規模で多発しており、本市の海岸でも増加傾向のある、高波等の要因はどのように把握をしているのかお聞かせください。

⑤それらを前提とした今後の市の対応と道、国への働きかけについて

登別市にできることは、住民の安全を確保するため、早めの避難、呼びかけ、「来る前に逃げる」的な啓発的活動や避難所の確保等であり、それ以上のことには限界があります。高波や海岸線の後退は市民の安全、財産を脅かすものであり、さらには国土の消失でもあります。これらの対策には、既存の護岸擁壁等に付加的な工事を行う必要があり、これらの施策を所轄機関である北海道や国に強く働きかけなくてはならないと考えますが、今後、越波対策や海岸線の保全等の要望をする予定はあるのかをお伺いします。 以上檀上からの質問といたします。

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